2024年12月17日火曜日

阿加井秀樹が紹介するアナトーリ・リャードフの「Biryul'ki(ビリュールキ) Op.2」

みなさんこんにちは。

阿加井秀樹です。

 

今回はアナトーリ・リャードフの「Biryul'ki(ビリュールキ) Op.2」をご紹介します。

 

アナトーリ・リャードフは1855年にサンクトペテルブルクの音楽一家に生まれました。

劇場の初代主席指揮者を務めた父、コンスタンティン・リャードフから非公式に

音楽教育を受けたあと、1870年からペテルブルク音楽院にてピアノとヴァイオリンを学びました。

器楽演奏の学習は途中で断念したものの、ピアノの腕前は達者だったリャードフのその楽才は

ムソルグスキーから高い評価を受けていました。

 

そんなリャードフが作曲した「Biryul'ki Op.2」は、民族的な要素と洗練されたロマン主義の

融合が特徴なリャードフの楽曲の中でも特に人気の高いピアノ曲となっています。

 

タイトルの「ビリュールキ」とは、ロシアの子どもたちが遊ぶ棒遊びの一種で、

素朴な遊びの情景が音楽に反映されています。

8分の6拍子の穏やかなリズムが子守唄のように聴く人の心を優しく包み込みます。

優しく包み込まれたと思っていたら、影のある旋律が流れ、子供たちが無邪気に遊ぶのとは対照に

大人たちの複雑な心の動きが感じられます。

 

ピアノの音色を最大限に引き出すための技巧的な要素も盛り込まれていることも

特徴のひとつと言えます。

 

みなさんも忙しない感情表現をぜひ楽しんでみてください。

 

それではまた。

阿加井秀樹

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