2021年7月31日土曜日

阿加井秀樹が紹介する交響曲第3番 オルガン付きについて

 

みなさんこんにちは。

阿加井秀樹です。


今回はカミーユ・サン=サーンスの「交響曲第3番 オルガン付き」をご紹介します。


サン=サーンスは13歳から作曲とオルガンを学び、

特にオルガンの即興演奏に長けていたといわれています。


その才能から当時パリではオルガニストの最高峰とまで言われていたそうです。


モーツァルトやハイドンの精神で育ったサン=サーンスは、バッハやベートーヴェンの作品にも詳しかったようで「古典的フランス精神のただ一人の代表者」として生涯を通してサン=サーンスの美学が変わることはありませんでした。


「交響曲第3番 オルガン付き」は楽曲の中でオルガンが効果的に使われているため俗称が付いているのですが、

オルガンだけでなく、技巧的なピアノや華やかな管弦楽器などさまざまな音や手法が取り入れられており、

サン=サーンス自身も「この曲には私が注ぎ込めるすべてを注ぎ込んだ」と述べているそうです。


その言葉どおり、曲の最後ではサン=サーンスがすべてを注ぎ込んだ音が一斉に鳴り響き、

聴き終わったあとには清々しさと余韻でいっぱいになります。


聴くだけでストレス発散になるかもしれませんね。


それではまた。


阿加井秀樹

2021年7月28日水曜日

阿加井秀樹が紹介するフーガについて

 

みなさんこんにちは。

阿加井秀樹です。


今回はヨハン・ゼバスティアン・バッハの「フーガト短調」をご紹介します。

ちなみに「幻想曲とフーガ」は同じト短調ですが、

楽曲の規模が「フーガト短調」よりも大きく、それを区別するために「幻想曲とフーガ」は「大フーガ」と呼ばれ、

「フーガト短調」は「小フーガ」と呼ばれるようになりました。


バッハの音楽作品目録のBWV番号が存在していない時代の名残が現代まで続いているようです。

「大フーガ」よりも「小フーガ」のほうが馴染み深いかもしれませんね。


替え歌をして遊んだ記憶もあるのではないでしょうか。


おそらくクラシックの中では有名な主旋律上位に君臨する名曲でしょう。


それと個人的にはパイプオルガンで弾くべき曲第一位もこの曲だと思っています。


パイプオルガン特有の粘り気のある音とキラキラした音が混ざり合い、マイナーな部分ではその粘り気が不気味に聞こえ、

メジャーに変わる部分ではキラキラと光が差したような音に聴こえる、

これがすごく絶妙で音も含めた「フーガト短調」の魅力だと思います。


次は「大フーガ」もじっくり聴いてみたいと思います。


それではまた。


阿加井秀樹

2021年7月26日月曜日

阿加井秀樹がおすすめする「目覚めよと呼ぶ声あり」

 

みなさんこんにちは。

阿加井秀樹です。


今回はヨハン・ゼバスティアン・バッハのカンタータ第140番「目覚めよと呼ぶ声あり」をご紹介します。


この曲の題名は「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」などとされることもあります。

カンタータ大140番は全7曲からなり、

この「目覚めよと呼ぶ声あり」は第1曲目にあたります。


この曲は1731年に、三位一体節後第27日曜日の希有な礼拝日のために書かれたものであり、

合唱曲として作られたのですが、のちにオルガン用に編曲されています。


現在ではオルガンに限らずピアノ、フルートなどさまざまな楽器で演奏されており、

個人的にはクラシックギター一本で奏でられているのがお気に入りです。ギターの四重奏も素敵でした。


この曲は終始穏やかで優しい旋律が流れていくので、

早起きをして、春先から初夏にかけての爽やかな空気の中でコーヒーを飲みながら聞きたい一曲です。


みなさまもたまのお休みに、早起きをして、日常を忘れ、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。


ちなみにセイコーが発売した家庭用からくり時計やゲーム音楽にも使われているようなので、

どこかで一度聞いたことがあるかもしれません。


それではまた。阿加井秀樹

2021年7月22日木曜日

阿加井秀樹が紹介するチャイコフスキーの名曲

 

みなさんこんにちは。

阿加井秀樹です。


今回はピョートル・イリイチ・チャイコフスキーの「偉大な芸術家の思い出」をご紹介します。


「偉大な芸術家の思い出」はピアノ三重奏曲イ短調作品50の通称で全部を聴くとなると50分にもなる大作なのです。


チャイコフスキーは法律家として働いていたのですが、

22歳のころから知人の紹介で音楽教育を行っているロシア音楽協会を知り、

本格的に音楽・作曲を学ぶことになります。


そのころ生活が苦しかったチャイコフスキーをいろいろと援助してくれた上司でもある大親友が亡くなり、

大親友の一周忌に向けて作曲されたと言われています。


第一楽章の冒頭の入りがとても暗く悲しい気持ちになるのは、

その大親友の死を思って書いたからかもしれません。


第二楽章ではロシアなまりのある旋律が印象的と言われており、

これはチャイコフスキーと亡くなった親友が音楽院の学生たちと一緒にモスクワ郊外の丘へ遊びに行ったときに地元の人たちと歌い踊ったときの思い出の旋律なのです。


そして最後は思い出から現実に戻るように冒頭の暗く悲しい旋律が流れ静かに終結していくのです。


とても長い作品ですが、お休みの日にでも何かにゆったり浸ってみるのも悪くないのではないでしょうか。


それではまた。


阿加井秀樹。

2021年7月12日月曜日

阿加井秀樹が紹介するベートーヴェンの奥深さ

 

みなさんこんにちは。

阿加井秀樹です。


今回はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの「プロメテウスの創造物」をご紹介します。


タイトルだけではあまりピンとこないかもしれませんが、

よくテレビなどで使われている曲なので曲を聴くと、聴いたことある!となるはずです。


しかし、この曲をすべて思い出せるという人はそう多くはないのではないでしょうか。

それほど冒頭が印象的でテレビなどでも冒頭がよく使われているのです。


ベートーヴェンが生涯で作曲したバレエ音楽は2作を言われており「プロメテウスの創造物」はそのうちの1つとされています。


作曲の経緯はあまり知られておらず、

バレエの振付師であるサルヴァトーレ・ヴィガーノとの密接な協力によってこのバレエ音楽が生まれたと言われています。


流れるようなゆったりとした旋律のあとに、忙しないバイオリンの旋律がきたりと耳は忙しいはずなのに、

全体を通してすんなり入ってくる楽曲にいつも驚かされます。


世界中で有名なベートーヴェンですが、

まだあまり知られていない楽曲もたくさんあるようなので、

このブログでもさまざまなベートーヴェンの世界をご紹介できればと思います。


それではまた。


阿加井秀樹。

 

2021年7月8日木曜日

阿加井秀樹が紹介する伊福部昭の代表曲

 

みなさんこんにちは。

阿加井秀樹です。


今回は伊福部昭の「SF交響ファンタジー」をご紹介します。


名前を聞いただけでわかる方もいらっしゃるかもしれませんが、

伊福部昭はあの有名な「ゴジラ」の音楽を作曲した人物でもあります。


この「SF交響ファンタジー」は第1番から第3番まであり、

ゴジラや宇宙大戦争などの映画音楽を、演奏会用に編曲した作品です。


なので、曲の途中で「ゴジラゴジラ♪」というフレーズももちろん出てきます。

第1番はゴジラや宇宙大戦争など6本の映画音楽から構成されており切れ目なく演奏されます。


2番はモスラ対ゴジラや大怪獣バランなど8本の映画音楽から構成され、

こちらも切れ目なく演奏されます。


3番は怪獣総進撃や海底軍艦など6本の映画音楽から構成され、

やはり切れ目なく演奏されます。


この迫力ある楽曲たちが映画を通して流れるのは言うまでもなくかっこいいのですが、

これをオーケストラとして生音で聴くとまた違った感動を味わえるのでしょう。


オーケストラで演奏している動画もたくさんあるのでぜひ違った角度から聴いてみてください。


それではまた。


阿加井秀樹。

 

阿加井秀樹が紹介する「ハンガリー舞曲5番」

 みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。   今回はヨハネス・ブラームスの「ハンガリー舞曲5番」についてご紹介します。   ヨハネス・ブラームスが作曲した全21曲からなる「ハンガリー舞曲集」の中でも、とりわけ人気が 高く、一度聴けば忘れられない旋律を持つのが「ハンガリー舞曲第5番...