2020年1月30日木曜日

バッジーニ / 妖精の踊り

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

今回ご紹介する作品はバッジーニの妖精の踊りです。


バッジーニはイタリアのヴァイオリニストであり作曲家です。

子供のころにパガニーニの超絶技巧に接し影響を受けたといわれています。

またバッジーニはヴァイオリンの教師でもあり、ミラノ音楽院でカタラーニやマスカーニ、プッチーニなどを教えたとされています。

妖精の踊りという作品は子供のころにパガニーニの超絶技巧に接したバッジーニらしい超絶技巧の作品として知られています。

そのため、ヴァイオリニストの演奏会の最後に見せ場として演奏されることも少なくないようです。

観客がノリやすい2拍子の曲ということもあり、ときには観客が手拍子をすることもあるようです。

最後は転調して華々しく終わるため、観客のボルテージも最高潮に達し手拍子をしながら盛り上がっていきます。

トレモロ重音や高音域へ続く音階、跳躍や移弦、フラジオレットの多用やピチカートなど一瞬の隙もなくあふれ出る超絶技巧のオンパレードです。

実はバッジーニの作品の中で広く知られているのはこの曲だけなんです。

一度この超絶技巧に酔いしれてみてはいかがでしょうか。

それではまた。
阿加井秀樹

2020年1月28日火曜日

二コラ・アンゲリッシュ


みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

最初に二コラさんを知ったのは7~8年前だったと思います。

フランス人なのに、やたら英語が上手いなと思ったので、調べてみたら、アメリカ生まれでした。

本当は「ニコラス・アンゲリッチ」のようですが、彼はなぜ「二コラ・アンゲリッシュ」として知られているのか。

それは、二コラさんは早い時期にフランスに来て、それかずっとフランスをベースに活動しているからなのだろう。

フランスで音楽家と共演して、彼をしっかり知る前はちょこちょこと共演した演奏を聴いていたこともありました。

またどのように気に行っているかというと、たとえばアンゲリッシュが弾くバッハの「ゴルトベルク変奏曲」のアリア。

私のipodには定番中の定番と言えるグレン・グルートが弾く同曲も入っているのだが、私がこの曲を聴こうと思うときは、必ずといっていいほどアンゲリッシュの演奏を選んで聴いています。

アンゲリッシュの演奏は安心して聴ける。

テクニックも抜群で安定している。重厚な響きと繊細さを楽しめる。

彼の演奏はすごく惹かれるところがあって、いまは「気になるピアニスト」として私のお気にいりです。

数多くの音楽家たちと共演者として選ばれるピアニストなのだから、何かわたし好みの要素があるに違いないと思います。

それではまた。
阿加井秀樹

2020年1月23日木曜日

フランク・ブラレイ


みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

今回は、最近よく聞いているピアニスト、フランク・ブラレイをご紹介します。

2008年に見たコンサートチラシをまだ覚えています。

オレンジ色のシャツを着たボリュームある長い髪の男。

今でも、そんなコンサートチラシを見ても興味はわかないだろう。その頃は、ちょうど原発事故で海外の演奏家の来日件セルが相次いでいた頃でした。

そんな中彼は、希望して来日をして出演を申し出て、キャンセルした演奏家の穴を埋めてくれていました。

それがなければ、彼の曲を聞いてみようとはならなかったです。

彼は、4歳でピアノを始め、10歳でフランス放送フィルとのコンサートでデビューし、その後パリ国立高等音楽院で、パスカル・ドゥヴァイヨン、クリスティアン・イヴァルディ、ジャック・ルヴィエらに師事、ピアノと室内楽でプルミエ・プリを満場一致で獲得。

1991年、ベルギーでのエリーザベト王妃国際音楽コンクールで優勝、さらにインターナショナル・ミュージック・アワードを審査員全員一致で受賞。

数多くの偉業を成し遂げた男性ピアニストであり、私は、彼の演奏や生き方に感銘を受けて、影響を受けました。

わたしも、まだ誰かから影響を受けたいし、誰かに影響を与えたい。

それではまた。
阿加井秀樹

2020年1月21日火曜日

ルノーカピュソン


みなさんこんにちは。本日は現代フランスのヴァイオリニスト、ルノーカピュソンをご紹介します。

彼は、バロック奏法の影響を受けたモダン楽器のヴァイオリニストの一人であると同時に、ポルタメント奏法やテンポ・ルバートにおいて、フランコ・ベルギー派の伝統も受け継いでいるヴァイオリニストです。

彼はフランスのシャンベリに生まれ、14歳でパリ国立高等音楽院に入学し、卒業後にピエール・ブーレーズ等の指揮者の元で修行を積みました。

200411月に中国、20052月にドイツ・ツアーを行い、これまでにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を始めとする世界の主要なオーケストラに客演しています。

また、彼は2009年にジャーナリストのロランス・フェラリと正式に結婚をしました。

かねてから彼の演奏を頻繁に聞いていたので、結婚前と結婚後で若干音色の違いがあると感じました。

彼の使用するヴァイオリンは、アイザック・スターンが約半世紀にわたって使用した1737年製のグァルネリ・デル・ジェスを使っています。

それもスイス・イタリア銀行がカピュソンのために購入したヴァイオリンで、それが奏でる音色は耳なじみの良い音色で、とれも聞き酔いしれてしまいます。

現代のヴァイオリニストを知る上では欠かせないヴァイオリニストなので、気になる方はチェックしてみてください。

それではまた。
阿加井秀樹


2020年1月16日木曜日

世界的人気女性ピアニスト、ユジャワン


みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

朝におすすめするクラシックの名曲で、「cello sonata in a major,FWW8:I.Allegeretto ben moderato」という曲を前回ご紹介しました。

私のお気に入りチェリスト、ゴーティエ・カプソンと世界的人気女性ピアニスト、ユジャワンが演奏を手掛けた作品ですが、今回はユジャワンのことを書きたいと思います。

ユジャワンは、19872月に中国の北京に生まれ、6歳からピアノを習い始め、北京の中央音楽院で学びました。

20073月、ボストン交響楽団とマルタ・アルゲリッチの公演で、急遽、アルゲリッチの代役を務めたことをきっかけに、20歳で世界的な名声を獲得。2017年には、「Music America Artist of the year 2017」に選ばれます。

現在はニューヨーク在住で、常に世界中を演奏旅行しているようです。

世界中を飛び回り、様々なアーティストと共演する刺激的な生活を送る一方、常に孤独で、過度なプレッシャーに耐え、移動にともなう疲労や時差ボケ、など多くの苦悩と困難を日々乗り越えています。

彼女の強靭なテクニックやきらびやかな衣装は時に論争を起こすこともあり、それについて彼女は、それはうわべの姿で、自信はいつも作曲家、作品日寄り添い、音楽に向き合っているひとりの音楽家であるといいます。

彼女のドキュメンタリーも「Through the eyes of Yuja」というドキュメンタリー映像はネットで見れるので、気になる方はチェックしてみてください。

それではまた。
阿加井秀樹

2020年1月14日火曜日

朝のクラシック


みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

朝のクラシックはとても脳に良いそうなので、私はかかさず朝はクラシックを聞いています。

今回ご紹介する朝におすすめするクラシックの名曲は、「cello sonata in a major,FWW8:I.Allegeretto ben moderato」です。

演奏されるチェロの音色が素晴らしく、ゴーティエ・カプソンという方が演奏しています。

演奏している彼は、1981年に生まれ、聖地シャンベリで5歳からチェロを始めました。

1997年パリ音楽院で一等賞を受賞。

その後、数多くの賞を受賞しチェロ界では今一番人気といっても過言ではない演奏家です。

ソリストとして世界中で活発な演奏活動を展開し、ベルリン、ブリュッセル、ハノーファー、ドレスデン、ロンドン、パリ、ウィーンなどでリサイタルを行うほかマルタ・アルゲリッチ音楽祭など著名な音楽祭に参加しています。

新世代の代表的チェリストで、実力とイケメン人気のゴーティエ・カプソンは、大人気女性ピアニスト、ユジャワンとのコラボレーションアルバムを今月出しています。

ショパンとフランクのソナタをメインとして魅力的レパートリーのチェロとピアノのコラボ作品の傑作なので是非とも気になる方はチェックしてみてください。

また20201月から7月にかけてヨーロッパ各地でのコラボ・ツアーも予定しているそうです。

時間があれば、生の演奏を聞きにいこうと思います。

それではまた。
阿加井秀樹


2020年1月9日木曜日

ベートヴェン生誕250周年


みなさんこんにちは阿加井秀樹です。

東京オリンピックが開催される2020年という年は、みなさんご存知のベートヴェンが生誕250周年を迎える記念すべき年でもあります。

かの有名なベートヴェンは、17701216日に生まれ、音楽史上極めて重要な作曲家の一人であり、後世の音楽家たちに多大な影響を与えた人物として有名ですよね。

しかしながら彼を生涯は、波乱に満ちたものであったようです。

才能ゆえに、他の兄弟と違う道を歩まねばならなかったこと、父に引きずられた青年時代、音楽家の命でもある耳が聞こえなくなるトラブルや、結ばれることの無かった「不滅の恋人」、親族との争い、いくつもの積み重なった生涯の中でもベートヴェンは絶望しませんでした。

そんなベートヴェンを知ったきっかけが、「エリーゼのために」という曲を小学生の音楽の授業ではじめて聞いたときになります。

大人になってからも、時間があれば私の書斎でベートヴェンの曲をかけています。

私にとって2020年という年は、東京オリンピックとベートヴェンを楽しむ年になりそうです。

ドイツのベートヴェンの故郷ボンでは、ベートヴェン・ハウス財団の系列団体として設立されたベートヴェン記念財団が、様々なイベントを予定しているようです。

それは、BTHVN2020というイベント。

これをきっかけにベートヴェンを改めて聞こうという人が増えるかもしれませんね。

それではまた。
阿加井秀樹

2020年1月7日火曜日

ハイドン / アンダンテと変奏曲ヘ長調


みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

今回ご紹介する作品はハイドンのアンダンテと変奏曲ヘ長調という作品です。

この曲の背景にはハイドンが亡きモーツァルトを偲んで作った曲といわれています。

またモーツァルトと親交の深かったプロイアー夫人を慰めるために作ったともいわれています。

曲は二重変奏曲で進んでいくのですが、これはハイドン自身が好んで用いた形式とされています。

この曲の魅力は自分の内面を露出しないハイドンが、モーツァルトを失った悲しみとプロイアー婦人の悲痛な嘆きが曲中に込められており、ハイドンの内面を垣間見た感じが聴き手に伝わってくるというところです。

曲のはじめのハイドンらしいシンプルな短調部分をプロイアー夫人の悲しみを表現した主題だとしたら、長調の部分は天才と呼ばれたモーツァルトの無邪気さと愛らしさを表現した主題なのかもしれません。

いずれにせよハイドンが敬愛していた2人の悲しみと敬意をドラマティックに表した楽曲であることは確かなのではないかと思います。

その証拠にこの曲の自筆譜には「ソナタ」と記されてあったそうです。

なんともドラマティックな話ですね。

さまざまな背景を思い浮かべながらぜひ聴いてみてください。

それではまた。
阿加井秀樹

2020年1月2日木曜日

カンニコフ / 交響曲第1番


みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

今回ご紹介する作品はカンニコフの交響曲第1番という作品です。

この曲は4楽章で構成されています。第1楽章は悲しげな雰囲気のヴァイオリンからはじまります。

途中からフルートのさわやかな音が流れてきて、なんとも爽快な気持ちになります。

この曲の特徴はさまざまな楽器が立ち代わりで同じフレーズを4回繰り返すというところです。

このフレーズがけっこう癖になるんです。2楽章はハープの音がぽろぽろと聴こえまるでオルゴールを聴いているかのような気持ちになります。

ハープが奏でる2音だけの繰り返しが2楽章のベースとして流れ、これまた癖になります。

3楽章はリズミカルな音がさまざまな形で現れてきます。

哀愁ただよう旋律や、アップテンポの場面、ユニゾン部分があったりと一見せわしない感じがしますが、聴いているとなぜか心地よくおもしろい作品です。

そして4楽章はなんと1楽章の冒頭部分が現れます。

しかし1楽章とは違い、テンポアップが著しくリズミカルで楽しいお祭り騒ぎなのが聴きどころです。

繰り返しも多く口ずさめる楽しい楽曲なので、休憩の合間のBGMなんかにしてもリラックスして過ごせそうですね。

それではまた。
阿加井秀樹

阿加井秀樹が紹介する「ハンガリー舞曲5番」

 みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。   今回はヨハネス・ブラームスの「ハンガリー舞曲5番」についてご紹介します。   ヨハネス・ブラームスが作曲した全21曲からなる「ハンガリー舞曲集」の中でも、とりわけ人気が 高く、一度聴けば忘れられない旋律を持つのが「ハンガリー舞曲第5番...