2019年12月31日火曜日

アッテルベリ / 交響曲第7番


みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

今回ご紹介する作品はアッテルベリの交響曲第7番という作品です。

まずはアッテルベリの紹介からさせてください。アッテルベリはチェロ奏者として1908年にストックホルムのオーケストラに入団しました。

そして1912年には交響曲第1番の初演に成功し、スウェーデンの代表的作曲家として一躍有名になりました。

しかし近代音楽が主流となる1940年ごろからロマン派のスタイルを保っていたアッテルベリは徐々に過去の人物となっていったのです。

交響曲第7番は近代音楽が主流となっていた1940年代に作曲されたものだといわれています。

この曲は3楽章の構成からなっており、1楽章はかっこいい演歌調のアッテルベリ節が効いた曲となっています。

2楽章はゆったりした6拍子が心地いい少し悲しげでロマンティックな作品となっています。

そして3楽章に入ると、テンション高めの民族音楽のような旋律をバイオリンの音色で奏でていきます。

さまざまな音楽に移り変わっていきますが、テンションは高いままなのでなんだか怖く感じるかもしれません。

時代の流れにそって、音楽の流行りも変わっていく中、ロマン派を貫いたアッテルベリの作品を一度聞いてみてはいかがでしょうか。

それではまた。
阿加井秀樹

2019年12月26日木曜日

シベリウス / 恋人


みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

今回ご紹介する作品はシベリウスの組曲「恋人」という作品です。

弦楽、ティンパニー、トライアングルといった弦楽合奏版が最もポピュラーな編成といわれています。

組曲「恋人」は3曲構成からなっており、「恋するもの」「愛するものの小径」「こんばんは、さようなら」合わせて15分程度の組曲となっています。

この曲は1893年、シベリウスが20代後半のころ、ヘルシンキ大学の男声合唱団の作曲コンクールに応募した合唱曲が基になっています。

コンクールで2位に入賞、翌年には弦楽伴奏つきの合唱曲に編曲され、1898年にはア・カペラの混声合唱へと編曲されています。

1曲目の「恋するもの」とは恋人のことを指しているのですが、どこかざわつく和音から始まりほっとするような穏やかな旋律は、まさに恋の相手を想う心情を美しく表現しています。

2曲目の「愛するものの小径」は細かな弦楽の音がなんともシベリウスらしい作品です。

情景が容易に浮かんでくるような弦使いには感心してしまいます。

そして3曲目の「こんばんは、さようなら」という曲はタイトルのとおり少し寂しさを感じる曲となっています。

さようならという別れの言葉の中にある別れの意味は、実際に聴いたあなたにしか感じ取ることができない作品です。

さてあなたはどのように感じたでしょうか。

それではまた。
阿加井秀樹

阿加井秀樹が紹介する「ハンガリー舞曲5番」

 みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。   今回はヨハネス・ブラームスの「ハンガリー舞曲5番」についてご紹介します。   ヨハネス・ブラームスが作曲した全21曲からなる「ハンガリー舞曲集」の中でも、とりわけ人気が 高く、一度聴けば忘れられない旋律を持つのが「ハンガリー舞曲第5番...