2019年8月22日木曜日

マーラー / 交響曲第5番

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

今回ご紹介していく名曲はこちらです。「マーラー / 交響曲第5番」グスタフ・マーラー作曲の交響曲。


トランペットのソロから始まるこの曲は冒頭からインパクトたっぷりです。トランペット奏者にとって最初の音を出すのは最も緊張する瞬間なのだとか。

この曲はマーラーにとって絶頂期とも言える「ウィーン時代」に作曲されました。

1970年代後半から起こったマーラー・ブーム以降、マーラーの交響曲のなかでもこの曲は特に人気が高い作品となっています。

その理由としては、大編成の管弦楽が充実した書法で効果的に扱われ、非常に聴き映えがすること、音楽の進行が暗から明へと変化していくというベートーヴェン以来の伝統的図式によっており、曲想もメロディアスで、マーラーの音楽としては比較的明快で親しみやすいことが挙げられるようです。

特に4楽章のアダージョは、儚い夢のように甘美なことで有名です。

また、ヴィスコンティの映画『ベニスに死す』でこの曲の第4楽章が使われて以来、テレビのCM等にもBGMとして多く使われています。

どこかで聴いたことのある方も多いのではないでしょうか。

それではまた。
阿加井秀樹

2019年8月2日金曜日

ルロイ・アンダーソン / ラッパ吹きの休日


みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

今回ご紹介していく名曲はこちらです。

「ルロイ・アンダーソン / ラッパ吹きの休日」

ルロイ・アンダーソン作曲の管弦楽曲で、陽気で活気に満ちたギャロップです。

曲のタイトルに含まれるBuglerとは軍隊などにおけるラッパ手を指す語で、この場合のラッパとはビューグルのことなのですが、実際の演奏ではトランペットが用いられることから「トランペット吹きの休日」とも呼ばれています。

軍隊ラッパのために書かれた曲で、3本のトランペットのソロで演奏されます。「休日」とタイトルにありますが、トランペット吹きにとってはとても忙しい曲です。細かなパッセージやファンファーレのような堂々とした旋律など、ころころと変わるトランペットの表情で楽しめる一曲です。

「ラッパ吹きの休日」という曲名は、軍隊のラッパ吹きの仕事が決まった時間に起床、食事、就寝などの信号ラッパを吹くことで、それ以外に自由に吹けなかったため、「休みの日くらいは思う存分ラッパを吹きたい」という気持ちを曲にしたものであるとされています。

明るく軽快な曲で、オリジナルの管弦楽編成から編曲され、吹奏楽などのバンド・コンサートにはなくてはならないスタンダード・ナンバーとなっていますよね。

それではまた。
阿加井秀樹

2019年8月1日木曜日

ハイドン / トランペット協奏曲

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

今回ご紹介していく名曲はこちらです。

「ハイドン / トランペット協奏曲」




フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが1796年に作曲した楽曲であり、曲名の通り、トランペットが特に魅力的に感じられる作品となっております。

この作品はハイドンの友人アントン・ヴァイディンガーのために作曲されました。当時、現代のピストンバルブやロータリーバルブのような管長を変化させる機能がなかったのですが、ヴァイディンガーは当時最新だったすべての音域で半音階を演奏できるような有鍵トランペットを発明したのです。

それまでのバルブの無いトランペットと違い、すべての音域で半音階を演奏することができ、旋律を奏でることができます。その特徴を活かしてハイドンはこの曲を作曲しました。




しかし、盛期古典派音楽の時代、バルブを用いてトランペットの音域を拡張しようとする試みは、ヨーロッパ全土においてなされていたが、フルートのように音孔を穿ち、鍵盤を付けるというヴァイディンガーの発想は、どうしたものか不評であったとのことでした。

しかし現在では、オーケストラの入団試験で課題としてよく演奏される曲で、トランペット奏者にとって重要なレパートリーのひとつです。


それではまた。
阿加井秀樹

阿加井秀樹が紹介する「ハンガリー舞曲5番」

 みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。   今回はヨハネス・ブラームスの「ハンガリー舞曲5番」についてご紹介します。   ヨハネス・ブラームスが作曲した全21曲からなる「ハンガリー舞曲集」の中でも、とりわけ人気が 高く、一度聴けば忘れられない旋律を持つのが「ハンガリー舞曲第5番...