2019年9月25日水曜日

ショパン / エチュードの革命

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

今回ご紹介させていただく楽曲はショパンのエチュードの革命という曲です。


この曲はショパンによる12の練習曲作品10になります。

12の練習曲作品10はフランツ・リストに捧げられた作品です。

その中でも第3番 別れの曲と、この第12番革命が特に有名になります。

ショパンが演奏旅行でポーランドを離れていた際、ロシア帝国からの独立を目指した革命が失敗し、故郷のワルシャワが陥落したとの報を受けて作曲されたとされています。

ちなみにこの革命という題名はフランツ・リストが命名しました。

リストは当時超絶的な技巧を持つ最高のピアニストとされており、ピアノの魔術師という異名もありました。

演奏技術と初見に関しては比類なき能力を誇っており、どんな曲でも初見で弾きこなしたと言われ、いまだに彼を超えるピアニストは現れていないとすら言われているほどです。

ですが、ショパンの『練習曲 作品10』だけは初見で弾きこなせませんでした。

その影響で、リストはパリから突如姿を消してしまいます。

数週間後に現れたリストは見事に全曲を弾きこなし、ショパンを驚嘆させたといいます。

このことから、ショパンはリストに『練習曲 作品10』を捧げたとされています。

それではまた。
阿加井秀樹

2019年9月20日金曜日

バッハ / フルートとチェンバロのためのソナタ 変ホ長調 BWV.1031


みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

今回ご紹介していく名曲はこちらです。

「バッハ / フルートとチェンバロのためのソナタ 変ホ長調 BWV.1031

バッハのフルート・ソナタの中でも最も有名で、傑作と言われています。

チェンバロが華やかに活躍する上に、バッハの宿命的な調性、ロ短調でフルートが典雅に歌います。

チェンバロは時には伴奏に徹してフルートを引き立たせ、時には前に出て歌うさまは、まるでコンチェルトを聴いているような充実ぶりです。

フルートとチェンバロ、またチェンバロの左手と右手が、それぞれカノンのように模倣し合うところも聴きどころです。

2楽章は『シチリアーノ』としてよく知られています。

J.S.バッハが作曲したとされていますが、息子のC.P.E.バッハが作曲したとも伝えられているため、真偽は分かっていません。

『シチリアーノ』とは初期バロック音楽の舞曲でイタリアのシチリア島にルーツを持つ音楽です。

ゆったりとした旋律の美しさからフルートの名曲として愛されています。

わざわざドルチェ(甘く)と指示があるように、チェンバロの宝石のように美しい和音の上に、フルートが優しく奏でるメロディには、心がゆったりと癒されます。

それではまた。
阿加井秀樹

2019年9月13日金曜日

モーツァルト / フルート協奏曲第1番


みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

今回ご紹介していく名曲はこちらです。

「モーツァルト / フルート協奏曲第1番」ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲の協奏曲。


オランダの裕福な商人でフルートの愛好家であったフェルディナン・ド・ジャンという人物の注文で作曲されたフルート作品の1曲です。

ド・ジャンはアマチュア演奏家にしては優れたフルート奏者だったようですが、この曲の2楽章は非常に幻想的で、ド・ジャンの手に負えないものになってしまったそうです。

モーツァルトはその代わりとなる曲も1曲書いています。

その曲が「フルートのためのアンダンテハ長調」。モーツァルト自身、この曲を第2楽章の代用に演奏するように書き残していると言います

当時のフルートは楽器の構造が不完全で音が取りにくく、演奏が困難であったことから、 モーツァルトはあまり好きではなかったようです。

ですが、その言葉に反するかのように曲全体は明るく伸びやかな作品となっています。

この曲はフルートの音域を駆使しており、特色がよく生かされています。

オーケストラの入団試験によく出題される、フルート奏者にとっては大切なレパートリーとなっています。

それではまた。
阿加井秀樹

2019年9月9日月曜日

ショスタコーヴィチ / 祝典序曲

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

今回ご紹介していく名曲はこちらです。

「ショスタコーヴィチ / 祝典序曲」ディミトリー・ショスタコーヴィチ作曲の管弦楽曲。


簡潔で明晰な楽曲構成と叙情的な旋律ゆえに親しみやすく、ショスタコーヴィチの作品の中でも人気の高いオーケストラ作品の一つです。

冒頭のトランペットによるファンファーレの明るい幕開けが印象的で、演奏会やコンサートの一曲目として向いているほか、終盤にかけての盛り上がりとクライマックス感はトリの曲としても相応しいように感じられます。

この曲はロシア革命37周年記念演奏会のためにボリショイ劇場管弦楽団からの委嘱作品として作曲されました。

式典の数日前に演奏会の幕開けに相応しい曲が無いことに気づき、ショスタコーヴィチは依頼されてからわずか3日で書き上げたそうです。

最初から最後までトランペットの活躍する、華々しく明るい曲です。

吹奏楽曲にアレンジされた『祝典序曲』も人気が高く、1958年にはショスタコーヴィチ自身が吹奏楽版を手掛けているほか、イーストマン・ウインド・アンサンブルの指揮者ドナルド・ハンスバーガーが1965年に発表した吹奏楽版が世界的に有名ですよ。

それではまた。
阿加井秀樹

2019年9月5日木曜日

ヴェルディ / アイーダ


みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。

今回ご紹介していく名曲はこちらです。

「ヴェルディ / アイーダ」ジュゼッペ・ヴェルディの作曲したオペラ。


ファラオ時代のエジプトとエチオピア、2つの国に引裂かれた男女の悲恋を描き、現代でも世界で最も人気の高いオペラのひとつです。簡単なあらすじはこちら。

“エジプト軍の指揮官ラダメスは、奴隷アイーダ(敵国の王女)に恋をしています。

アイーダを愛するラダメスは、敵にそれを利用されます。

そして敵の策略にはまり、ラダメスは祖国を裏切ってしまいます。

裏切りの罪で捕えられたラダメスは、墓に生き埋めにされることとなります。

アイーダは二人で死ぬことを決意し、あらかじめ墓に侵入します。

二人は天国で永遠の愛を誓い、天へ旅たっていきます。

”このオペラの中でもよく知られているのは『凱旋行進曲』。

この曲はサッカーの応援でも使われる有名な曲で、音楽ファン以外でもとても馴染みのある音楽です。

ここで登場するのが舞台上のトランペット。

「アイーダ・トランペット」と呼ばれる全長約1.2mもあるとても長いトランペットです。

ヴェルディがこの曲のために特注した、特別な楽器であると言います。

それではまた。
阿加井秀樹

阿加井秀樹が紹介する「ハンガリー舞曲5番」

 みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。   今回はヨハネス・ブラームスの「ハンガリー舞曲5番」についてご紹介します。   ヨハネス・ブラームスが作曲した全21曲からなる「ハンガリー舞曲集」の中でも、とりわけ人気が 高く、一度聴けば忘れられない旋律を持つのが「ハンガリー舞曲第5番...