今回ご紹介していく名曲はこちらです。
「ハイドン / トランペット協奏曲」
フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが1796年に作曲した楽曲であり、曲名の通り、トランペットが特に魅力的に感じられる作品となっております。
この作品はハイドンの友人アントン・ヴァイディンガーのために作曲されました。当時、現代のピストンバルブやロータリーバルブのような管長を変化させる機能がなかったのですが、ヴァイディンガーは当時最新だったすべての音域で半音階を演奏できるような有鍵トランペットを発明したのです。
それまでのバルブの無いトランペットと違い、すべての音域で半音階を演奏することができ、旋律を奏でることができます。その特徴を活かしてハイドンはこの曲を作曲しました。
しかし、盛期古典派音楽の時代、バルブを用いてトランペットの音域を拡張しようとする試みは、ヨーロッパ全土においてなされていたが、フルートのように音孔を穿ち、鍵盤を付けるというヴァイディンガーの発想は、どうしたものか不評であったとのことでした。
しかし現在では、オーケストラの入団試験で課題としてよく演奏される曲で、トランペット奏者にとって重要なレパートリーのひとつです。
それではまた。
阿加井秀樹
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