みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。
今回ご紹介する作品はシベリウスの組曲「恋人」という作品です。
弦楽、ティンパニー、トライアングルといった弦楽合奏版が最もポピュラーな編成といわれています。
組曲「恋人」は3曲構成からなっており、「恋するもの」「愛するものの小径」「こんばんは、さようなら」合わせて15分程度の組曲となっています。
この曲は1893年、シベリウスが20代後半のころ、ヘルシンキ大学の男声合唱団の作曲コンクールに応募した合唱曲が基になっています。
コンクールで2位に入賞、翌年には弦楽伴奏つきの合唱曲に編曲され、1898年にはア・カペラの混声合唱へと編曲されています。
1曲目の「恋するもの」とは恋人のことを指しているのですが、どこかざわつく和音から始まりほっとするような穏やかな旋律は、まさに恋の相手を想う心情を美しく表現しています。
2曲目の「愛するものの小径」は細かな弦楽の音がなんともシベリウスらしい作品です。
情景が容易に浮かんでくるような弦使いには感心してしまいます。
そして3曲目の「こんばんは、さようなら」という曲はタイトルのとおり少し寂しさを感じる曲となっています。
”さようなら”という別れの言葉の中にある別れの意味は、実際に聴いたあなたにしか感じ取ることができない作品です。
さてあなたはどのように感じたでしょうか。
それではまた。
阿加井秀樹
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