みなさんこんにちは。
阿加井秀樹です。
今回は山田耕筰の「かちどきと平和」をご紹介します。
1912年に作曲された日本で最初の交響曲といわれています。作品の制作に関しては
ベートーヴェンの交響曲第5番を模範としたと言われています。
「かちどき」と「平和」は一見矛盾しているように思えますが、勝利の喜びの裏側にある
喪失感、平和へのあこがれと同時に抱く不安、そして未来への希望などこれらの感情が見事に
凝縮されている一曲です。
第4楽章で構成されている楽曲ですが、特に第1楽章の冒頭、弦楽器のどっしりとした旋律は
「君が代」の旋律から着想を得ていることもあり、耳に心地よく響きます。
「かちどきと平和」は現在でも私たちに多くのことを教えてくれる一曲だと思います。
戦争の悲惨さや平和の尊さ、人間の心の複雑さなど、これらの普遍的なテーマは、現代社会に
おいても依然として重要な意味を持ち続けています。
この作品を聴いて、私たち自身が、平和な社会の実現に向けて何ができるのか考えるきっかけに
していただきたいとともに、西洋音楽を模範とした楽曲でありながら、日本の伝統音楽や民謡
の要素を上手く取り入れている点にも注目して聴いてみてください。
それではまた。
阿加井秀樹
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