今回ご紹介していく名曲はこちらです。
「ガーシュイン / ラプソディー・イン・ブルー」
ジョージ・ガーシュウィン作曲のピアノと管弦楽のための作品です。冒頭の旋律を演奏しているのがクラリネットです。音階を駆け上がった後、グリッサンドしながらメロディーを奏でます。グリッサンドとは一音一音を区切らずに繋げて演奏する方法です。
ここでは運指を工夫しながらアンブシュア(楽器を吹く時の口の形)を緩めることで、表現するのだそうです。クラリネット奏者にとっては技術の見せ所です。
この曲が作曲された1920年代はアメリカでジャズが大流行。クラシックの中にジャズの香りも感じる、楽しくお洒落な曲です。
「ラプソディ・イン・ブルー」というタイトルは、「ジャズの語法によるラプソディ」といった意味があり、ラプソディ(狂詩曲)には「民族音楽風で叙事詩的な、特に形式がなく自由奔放なファンタジー風の楽曲」という意味があるので、このタイトルからガーシュウィンはジャズをアメリカにおけるある種の「民族音楽」と捉えていたことが窺えます。実際この曲は、アメリカ的な芸術音楽の代表格とされています。
実は『アメリカン・ラプソディ』という題名だったのですが、兄のアイラ・ガーシュウィンが現在の題名を提案して変更したとのことです。
それではまた。
阿加井秀樹
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