みなさんこんにちは。
阿加井秀樹です。
今回はフランシスコ・ミニョーネの「コンガーダ」をご紹介します。
ミニョーネは1897年にブラジル・サンパウロで生まれ、イタリアからの移民であった父の影響
により、幼いころから音楽に親しんでいました。
最初はフルートとピアノを習得し、15歳でサンパウロの音楽院に入学し、作曲を本格的に
学び始めました。
その後は、イタリアへ留学し、ヨーロッパの音楽理論を深く学んだといわれています。
20世紀初頭のブラジルを代表する作曲家の一人でもあるミニョーネが作曲したコンガーダは
独自の音楽世界を確立したミニョーネの試みの結晶ともいえるほど、洗練された作品です。
コンガーダとは、ブラジルの伝統的な宗教行事であるコンゴの祭りに由来する音楽のことをいい
アフリカからブラジルに連れてこられた奴隷たちが、自分たちのルーツを忘れないために
歌い継いできた音楽が発展した形と考えられています。
コンガーダは単なる民族音楽にとどまらず、ミニョーネの高度な作曲技法とブラジルの民族音楽が
絶妙に融合した楽曲で、アフリカのリズムを基盤としつつ、ブラジル特有のリズムも取り入れ、
複雑で躍動感あふれるリズムが特徴的です。
聴いているだけでブラジルの歴史に少し触れたような気持ちにもなります。
それではまた。
阿加井秀樹
0 件のコメント:
コメントを投稿