2025年5月16日金曜日

阿加井秀樹が紹介するスターバト・マーテル

 みなさんこんにちは。

阿加井秀樹です。

 

今回はジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージの「スターバト・マーテル(悲しみの聖母)」

をご紹介します。

 

26年という短い生涯であったにもかかわらず、古典派音楽の様式をいち早く示したとして音楽史に

名を遺しています。

 

そんなペルゴレージが作曲したスターバト・マーテルは十字架にかけられたキリストの母マリアの

悲しみを歌った曲になっており、深く切ない旋律と、宗教的の崇高さが特徴的な一曲です。

 

ペルゴレージはスターバト・マーテルを作る際、複雑な技法や華やかな装飾を避け、シンプルな

旋律とハーモニーいよって、マリアの心の奥底の悲しみを表現しているといわれています。

 

シンプルさゆえに、聴く者の心に深く刺さり、感動を呼び起こしていると考えられています。

 

また、当時の厳格で形式的なものが主流だった宗教音楽とは違い、より人間的で感情的な表現

を取り入れることで、宗教音楽の新たな境地を開いています。

 

26歳で亡くなる直前に書き上げた楽曲ですので、もしかするとペルゴレージ自身も深く切ない

気持ちを感じ取りながら作っていたのかもしれません。

 

宗教的な背景を持たない人であっても、嘆くマリアの姿に自分自身を重ね合わせ、深い共感を

覚えることができると思います。

 

それではまた。

阿加井秀樹

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