みなさんこんにちは。
阿加井秀樹です。
今回はジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージの「スターバト・マーテル(悲しみの聖母)」
をご紹介します。
26年という短い生涯であったにもかかわらず、古典派音楽の様式をいち早く示したとして音楽史に
名を遺しています。
そんなペルゴレージが作曲したスターバト・マーテルは十字架にかけられたキリストの母マリアの
悲しみを歌った曲になっており、深く切ない旋律と、宗教的の崇高さが特徴的な一曲です。
ペルゴレージはスターバト・マーテルを作る際、複雑な技法や華やかな装飾を避け、シンプルな
旋律とハーモニーいよって、マリアの心の奥底の悲しみを表現しているといわれています。
シンプルさゆえに、聴く者の心に深く刺さり、感動を呼び起こしていると考えられています。
また、当時の厳格で形式的なものが主流だった宗教音楽とは違い、より人間的で感情的な表現
を取り入れることで、宗教音楽の新たな境地を開いています。
26歳で亡くなる直前に書き上げた楽曲ですので、もしかするとペルゴレージ自身も深く切ない
気持ちを感じ取りながら作っていたのかもしれません。
宗教的な背景を持たない人であっても、嘆くマリアの姿に自分自身を重ね合わせ、深い共感を
覚えることができると思います。
それではまた。
阿加井秀樹
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